今回は、青年海外協力隊になるための訓練中のリハネットでの体験について書きます。
題は「7月13日~はじめての訓練生としてのリハネット参加~」
とします。
と、したかったのですが、
はじめに、前置きとして、「訓練とはなにか」について説明を書いておきます。
青年海外協力隊になるためには、70日間の語学訓練をパスしなくてはなりません。
わたしは平成26年度2次隊の青年海外協力隊の訓練生として
福島県二本松市にあるNTC(二本松訓練所:Nihonmatsu Training Center)に入所しました。
訓練期間は7月10日~9月17日でした。
平成26年度第2次隊入所式 | 2014年度 | トピックス | JICA二本松 - JICA
JICAの訓練所は日本に2つあります。
一つは長野県の駒ケ根市にあり、訓練を受ける言語や、国、地域で分かれているようです。
わたし達の入所した二本松では、英語、フランス語、中国語、
マレー語、タイ語、クメール語、ベトナム語、ラオ語、
インドネシア語、アラビア語、モンゴル語、スワヒリ語等 の訓練があります。
同期では、24か国に派遣される方々が訓練を受けていました。
派遣国は、モンゴルのほか、
東南アジア(インドネシア、フィリピン、ベトナム、ラオス、カンボジア、タイ、マレーシア、東ティモール)、
中東(ヨルダン、モロッコ、チュニジア)、
アフリカ(スーダン、ガーナ、ウガンダ、ジンバブエ、モザンビーク、ルワンダ、ジプチ、マラウイ、ザンビア、エチオピア、ケニア、ナミビア)でした。
入所者は全部で178名。青年海外協力隊参加者は147名でした。
それぞれが「生活班」というものに分かれて生活を共にしました。
部屋は個室ですが、
4棟、3階建ての建物のそれぞれに1つの班が1チームとなり、共に生活するのです。
ハリーポッターでいうと、「グリフィンドール」「ハッフルパフ」「レイブンクロー」「スリザリン」の4寮に分かれるみたいなものだと思います。
食事は食堂でそれぞれしますが、
毎週火曜日は班ミーティングがあり、班の中でイベントをしたり、勉強会を企画、進行したり
夜寝る前はわいわい集まって話したり、お菓子を食べたり、
洗濯室に残っている洗濯物がないかチェックしたり、
窓の締め忘れがないかチェックしたり
お掃除、アイロンがけ、などなどの生活を共にしました。
なにかと班のメンバーと濃い関係になりました。
くそ人見知りで、はじめは警戒心の強いわたしですが
3週間後くらいからどんどん打ち解けて、あっという間に仲良くなれました。
今となっては素晴らしい仲間です。
今も、世界中で友達が一生懸命活動していると思うと胸が熱くなってきます。
わたしの班には、青年海外協力隊が13名、シニアボランティアが2名いました。
看護師1名、作業療法士1名、理学療法士4名と、医療職種が多く集まった班で、青年海外協力隊の半分が医療職種でした。
このため、入所当初から、リハネットのボランティアを知っていたり興味を持っている人が多く
最初のリハネットの活動には班員の中のリハメンバーが全員参加してくださいました。
次回は、いよいよ最初の活動について書きます。