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モンゴルで理学療法士

青年海外協力隊として2014年10月~2016年10月、モンゴルに派遣。その記録です。

ご近所付き合い

先日、遊びに来てくれた友達が、本日帰ってしまいました。

 

9日間、仲間とともに一緒に旅行や観光をして

モンゴルのこと、JICAのこと、将来のこと、

懐かしいこと、いろいろ考えて、いっぱい甘えて、自分を振り返って

濃くて楽しい時間を過ごさせてもらいました。

 

友達が帰る前日、

わたしの家の前の通りで車のメンテナンスしていたおじさんに

「明日の朝、タクシーこの辺で捕まえられるかしら?」

ときいたら、

「どこに行くんだ?僕が乗せていってあげよう。6時だな、よし。電話番号を交換しよう」

と、とんとんと交渉が進んで、無事に彼女は朝8時55分の飛行機で日本へ旅立っていきました。

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おじさんは、きっかりと早朝料金、往復の交通費として計4万Tgを請求しました。

行きが25000Tg、帰りが15000Tgと説明してくれました。

ちなみに、空港までの片道のタクシー代はモンゴル人料金だと1万Tg、外国人は2万Tgとのことなので、妥当な料金でした。

 

おじさんは朝は5時50分に「もう待ってるよ」と電話をくれました。

友達の荷物もしっかりゲートまで運んでくださいました。とても気が利く方でした。

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友達を送った帰り、

「寂しいな~」と思っていると

おじさんが話しかけてくれました。

 

「寂しいかい?」

「いつ日本へ帰るんだい?」

「学生かい?」

「来て8か月!?モンゴル語上手だね。きっと帰るころにはモンゴル人みたいになれるよ」

と、お世辞も織り交ぜ、気を紛らわしてくれました。

おじさんの娘さんは学生さんで日本語を習っているとのことで、うれしかったです。

 

帰り際、

「同じマンションに住んでいるんだ。夜でも朝でもいつでも構わないよ。タクシーが必要な時に電話してくれ。」

と言ってくださいました。

 

さてさて、1日終えて家につくと、マンションの入り口で4,5人のおばさまなどなどが、井戸端会議している横を通り過ぎました。

ちらっと、「日本人よ。リハビリテーション科~うんちゃら」

と話しているのが聞こえました。

知らんふりして、1度家に帰り、買い忘れに気づいてもう一度買い物に出た帰り、

井戸端会議に行きつく前に、その中の一人の女性がわたしに向かってにこやかに

「サイノー」(ごきげんいかが)

と声をかけてきました。

 

「サイン、サイノー」(ごきげんです、ごきげんいかが)

と返事をすると

 

「あなたは医者なの?」と。

「わたしは医者ではありません。リハビリテーション科の、理学療法士というものです。体操を教えたりします」

と説明すると

「うちの息子が、肝臓の手術をして以来、調子が悪いの。血圧が高くて、めまい、頭痛、手先の冷えがあるの」

「何か体操を教えてちょうだい」

 

息子さんは、隣に立っていましたが、確かに顔色が青白いし、手先はとても冷たい。

チアノーゼも出ていました。

貧血かな、と思いました。

首回りが重いというので、簡単なストレッチと

温めた方がよいと思うというアドバイスをしました。

「ご飯を食べて、よく休むこと。頭痛やめまいがなければ少し歩いたほうがよいだろう。

鉄剤など飲んだ方がいいかもしれないけど、

医者から処方されていないの?

そういう薬はあるのかしら?

 

わたしは薬や手術のことはよくわからないので、

同僚に聞いてみる。

明日、勤務時間中に電話ちょうだい」、と伝えてその場を去りました。

 

ご近所さんと話したことなんて、モンゴル来てから全くなかったのに

なんだか一気にご近所さんたちと近づいたような気がした1日でした。

 

友達が帰って寂しいですが、

別れがあれば、出会いもあるのだな~と感じました。

感謝。