モンゴルの理学療法学会が6月10、11日にありました。
10日は9時から、17時まで保健スポーツ省の建物で研究発表や、座学でのセミナーが開催されました。
11日は9時30分から、配属先のうらの医科大学分校の体育館で実技セミナー開催されました。
学会に参加する参加費は、自費でした。35000Tgでした。
「クレジット」と呼ばれる制度が導入されていて、
モンゴルでPT(理学療法士)として資格を保持し続けるには、クレジットをためなければいけないそうなのです。そのためにモンゴルのPTたちはボランティアよりも、20000Tg多く支払っていました。
かなり高額な印象でした。しっかりしていますね。
日本で、PT協会に年会費20000円払っているのとほぼ同等の感覚です。
会場では、名前入りの参加証をいただきました。
それに、学会誌、ペン、メモ用紙、セラバンドのセットがケースに入ったものをもらえました。
去年は受付が混雑してもたもたしていましたが、今年はスムーズになったとみんな話していました。
学会誌に、発表者はアブストラクトを載せてもらえるのですが、
今回、私と同僚でやった人工透析のリハビリテーションの効果についてのケーススタディを、アブストラクトのみならず、文献として掲載してもらいました。
しかも、筆頭著者がわたしになっていました。ほとんど書いたのは、医科大学の理学療法学科のアリューナー先生なのですが。。感謝申し上げます。
さて、1日目。
わたしの同僚が、朝2番手で、一緒にやっている人工透析のケーススタディについて発表してくれました。
お昼休みの時間は、ハンバーガーを食べながら、用意してあったJICAボランティアのSTさんがメインとなって作ったSTさんの動画を流しました。
ランチョンセミナーみたいなものです。
動画は、Facebookの、JICAモンゴルボランティアの医学系分科会であるソロンゴの会で管理・運営しているページでも公開しておりますのでどうぞご覧いただければと思います。
リンク貼れなかったので、検索ワード載せます。
「JICA MONGOLIA SOLONGO BULGEM」
このグループで公開しております。
どうぞ、ご興味ある方、ぜひグループに参加して、過去のセミナーのスライド等も観ていただければと思います。
参加者 全員で写真撮りました。
すごい人が集まっています。
モンゴルの理学療法学科を創設された第三病院の医師、
それを支えた群馬大学の教授、
今まで、たくさんの学生を教育し支えてきた、理学療法学科長、並びに先生方。
それぞれの分野、それぞれの病院で働かれている未来輝く理学療法士のみなさん
そして、JICAボランティア。
改めて、モンゴルの理学療法の発展への歴史のストーリーが浮かんできて、ここまで大きな会になったことに一ボランティアながら、感動します。
午後は学校が理学療法学科を作った時から支援していらっしゃる、群馬大学の先生方が、それぞれ発表していらっしゃいました。
午後15時過ぎ、JICAボランティアの先輩隊員がギランバレー症候群のケーススタディについて、モンゴル語で発表しました。
最後、表彰があって、同僚も、先輩隊員も表彰されていました。
ちなみに、最優秀賞は、一番初めに発表した方で、症例の写真が多くてわかりやすかった、国立母子小児病院に勤務されているPTの肩の外傷による神経障害の患者のケーススタディの発表でした。
ボランティアで写真撮りました。
夜は、ダンスホールに移動して、親睦会。
シンジルのように、盛り上げの上手なプロの宴会司会者を雇っていました。
上の写真のように、ゲームもあって、ものすごく楽しい食事会でした。
第三病院の医師が、「学校、各病院、群馬大学、そしてJICAボランティアも、みんな協力して、素晴らしい理学療法学会になった。ありがとう」と感涙しながら、お挨拶されていました。
群馬大学の先生からも、先輩が、モンゴル語でモンゴルのPT学会で発表されたことを「今までにない功績」だと讃えていました。
長くなったので、2日目については、後日書きます。