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モンゴルで理学療法士

青年海外協力隊として2014年10月~2016年10月、モンゴルに派遣。その記録です。

彼女のおうち

 

yuki12-99.hatenablog.com

上の記事で出会った彼女について、

4回目に会ったときは、三地区でご飯をたべました。

 

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韓国料理ですが、「トンカス」という名前の、トンカツを出してくれるお店です。

あいにく、トンカツはなかったので、チキンの甘辛揚げを食べました。

「これは、日本料理?」と彼女。

「うーん、日本料理にもこういうのあるよ」と答える私。

 

今回は、韓国料理やさんで日本食風のものが食べられるので、ここに連れて行ったのです。

 

最近モンゴルでは韓国料理屋さんがトンカツも、カレーも、出したりしています。

わたしは、あれのルーツは日本食なんじゃないかと思っていますが、

モンゴルの人は韓国料理だと思っています。

そのたびに弱めに否定しています。

 

ご飯のあと、「うちくる!?」という彼女。

「良ければ泊まっていきなよ。わたしは明日田舎に行くから、7時に家を出るけど。」とのこと。

彼女の家の場所を聞くと、7時に一緒に出ればわたしの出勤にも余裕です。

途中のスーパーでお菓子とか、ジュース、パンなど買い込んでお邪魔しました。

 

お家は、うちよりも都心に近くて、親戚と4人で住んでいました。

窓からの景色も、都会。

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夕食食べて帰ったけど、ご家族の夕食の茹で肉を切って食べなさいと言ってくれます。

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ジュース飲んで、またおしゃべりして、夜は更けていきました。

彼女のお仕事観は、ものすごく共感でした。

「わたし、もともと大手製薬会社で薬剤師していたの。

お金はあって、大きなデパートで買い物するのに糸目をつけなかったわ。

でも、私のしたい仕事は、これじゃないって思ったの。

毎日多くの人が来る薬局で、お薬を処方して朝から夜まで働いて一日が終わる。

お金よりも、自分がもっと勉強したり、教えたりしたいって思って、今の学校の仕事に移ったのよ。

おかげで、何でも好きなものは買えなくなったし、あなたにもご飯や、なにからなにまでご馳走してあげることはできないわ。でも、前より幸せ」

と話してくれました。

 

私は、同じところに長く勤めるというのは、並大抵のことではないし、

才能が必要な素晴らしいことだと思います。

安定した収入があるのも必要なことだと思います。

でも、もっとやりたいことがはっきりしているのに、我慢するのも、

勤めているところにも自分にも申し訳ないとも思います。 

 

お互いに、一度職場を変えているというのが、私たちの共通点だったのでした。

若いながら、さらに若い学生さんたちに囲まれて生き生きと働く彼女を頼もしいと思いました。

 

プレゼントとお手紙を頂いて

「私たちは5年か10年かしたら、また会うような気がします。

それまで、家族をもって幸せに暮らしましょう」などなど書いていただきました。

 

次の朝早く、スーティツァイ(ミルクティー)を作ってくれる彼女。

なんでそんなに低い位置に電気コンロがあるのかと思ったら、

このように使っているからでした。

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立ってお湯をかき混ぜるのにちょうどよい。

ゲルのストーブ兼かまどと同じくらいの高さなのでした。

なるほど。

このスタイルのおうちは初めて見ました。

 

「ブリヤード族のスーティツァイは、塩を入れない」

と教えてくれましたが、

昨日の肉を削いで、スーティツァイに入れて飲むときは、味付けのために塩を入れていました。

アツアツのツァイ(茶)に肉を入れると、レンジがなくても、温かい肉が食べられるし、

肉のコクがツァイに移ってスープみたいになります。

2倍美味しいんです。

 

朝のお茶を頂いて、歩いてうちまで送ってくれました。

そこからバスで30分近くかかる学校へ出勤していきました。

真っ暗だった空が朝焼けるころ、さよならしました。

また会う日まで。

 

今もときどき、Facebookで近況を聞いてくれます。

早く就職報告がしたいです。