過去に、リハ科にあったお部屋をご紹介します。
1.浴槽付きのシャワー室、シャワー室、サウナ室
この部屋は、中でつながっているので、全体としては1つの部屋とカウントしています。
2.地下に砂風呂
怖くて降りたことないですが、確かに地下と浴槽らしきものもあります。
3.大きな浴槽が3つほどあるお部屋
多分これらは、水治として利用されていたようですが、
維持に手間とコストがかかる、
患者自身も手間がかかる
利用できる人が限られるなどの理由で縮小化してきたと考えられます。
これは推測にすぎませんが、日本の大学病院や大きな病院でも、かつて使われたプールや浴槽が今はもう使われていない、というのはいくつか見たことがあります。
上記3つの部屋のうち、1だけは2015年の6月頃まで稼働していたように記憶しています。
それが、7月には、こんな状態になっていてびっくりしました。
もともと、3つの空間に区切られていて、浴槽が4つと、洗濯機、着替えのロッカーなどがありました。
元の写真がなくて残念です。。
この部屋の改修を、上司から相談されました。
すぐに、JICA事務所の調整員さんに相談したところ、
「小さなハートプロジェクト」という、JICAボランティアを対象にした基金を紹介してもらいました。
必要書類を作成して、応募する準備をすることにしました。
しかし、通るかどうかわからないので、いくつか同時に検討してくれないか、と言われました。
もう一つ、大使館に「草の根協力」というプロジェクトがあり、世界中から1000万円までの資金協力が得られるものに目を付けました。
草の根を具体的に検討し始めた時にはすでに10月になっていました。
担当の方とメールでアポを取り、11月に具体的にお話を聞きに上司とともに大使館へ行きました。
しかし、できれば、1月に工事を終えたい、と話す病院側と、
今年中の応募はもう締め切られているので、資金協力が得られるのは4月以降になってしまうという、日本側の事情がかみ合わず、応募できませんでした。
今回の改修費用は、1000万円もかかるような規模のものではなく、
病院内の改修工事担当の方々が中心となって工事を始めているところに、
必要な砂やセメント、ペンキなどの舗装、塗料などを購入する資金を集めてくれないか、というようなものでした。
ここからしばらく経って、シンジルの飾り付けをしている最中の12月中旬、
モンゴル事務所長が第三病院に視察に来てくださいました。
その折、「どんな金額でもいいから、少し手伝ってほしい」という配属先の要望をお話ししたところ、
「申請してみてください」ということになり、ボランティアに予算がついている
上限10万円までの支援、「現地業務費」を申請させてもらうことになりました。
書類作成に膨大な時間がかかりました。3月末に初めてお金をJICAからお預かりしました。
途中、何度も期日が延び延びになり、実際行われなかったどうしようとヒヤっとしたこともありました。
2016年5月中旬、突然にようやく工事が開始。
2016年7月1日、新しい部屋が完成しました。
明日は、このお部屋のお披露目パーティーが開かれます。