モンゴルで理学療法士

青年海外協力隊として2014年10月~2016年10月、モンゴルに派遣。その記録です。

正しい歯の磨き方

突然ですが、PT学会が終了したのを区切りに、

自分の勉強のために日本に帰国しております。

 

日本に帰って皮膚科と歯科に行きました。

皮膚科は、モンゴル出発前日に、ボランティア宿泊施設で右母趾の指腹にトゲがささったので行きました。

トゲ、どんどん奥に行ってしまって取れず、しかも、歩くと痛い。

皮膚科で抜いてもらったところ、髪の毛でした。1㎝弱の。びっくりしました。 

 

さて、今日書きたいのは歯科の話です。

わたしはこの歯科に絶対の信頼を置いていて、

小さい時からちょこちょこと問題のある時にいって、治してもらっています。

他の歯科に行って気づいたのですが、余計な治療をしないし、治してほしいところをちゃんと治してくれます。

で、モンゴルで時折歯茎が痛いので、今回の帰国の折に見てもらったのです。

 

そしたら、「歯周病」ですって。

 

母が、「幼いわたしと、戦ってまでも歯磨きさせた」と武勇伝を語るほどちゃんと歯磨きをしてくれました。

父は、「歯並びが悪かったら歯科矯正させようと思っていたけど、必要ないね」と。

両親のおかげで、親知らずが全て生えそろった、広いあごになりました。

 

その奥歯がちゃんと磨けてないのでは、とのこと。

 

「ほんとなら、親知らずは歯並び不良や、かみ合わせ不良の原因になるから抜くように勧めるんだけど、ここまで立派に生えているから、まずは歯磨きしてみましょう」

と歯科医。 

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進行すると、こんな感じの変化を遂げて、

歯の根っこが腐って抜けるばかりでなく、

口の中の細菌が歯肉のすきまから直接血液に載って体中に運ばれるんですって!

それで感染性心内膜炎とか、いろいろな血液からの感染症にかかるのだと。

 

わたし、循環器の患者さんみていたし、感染性心内膜炎の患者さんもいたし、

教科書にも「歯から感染する」って書いてあった記憶あります。

 

こうして、自分の実感をもって学ぶと、

『そうか、歯磨きをするって、こういう病気も防ぐんだ!』

となりまして。

歯磨きの大切さ、より実感しました。


正しいハブラシの使い方 フルバージョン

3分9秒あたりから、歯周病になってる歯茎にも大切な、

「歯肉ポケットの磨き方」として習った、歯ブラシの当て方、45℃の角度の説明がありますので、

どうぞご覧いただければと思います。

マッサージするように歯と歯茎の間を細かく磨いて、

私の場合は親知らずの奥の面も、垂直に磨きなさいとのこと。

このとき、歯磨き粉は清涼感があってよいけれども、長く磨くのには刺激が強いので、

まずは歯磨きこなしですべて磨いてから、仕上げに歯磨き粉をつけるようにとのことでした。

総歯磨き時間10数分。

この時間とコストを安いととるか、高いととるか・・・

 

歯科治療、入れ歯、差し歯、銀歯等々、大掛かりになるほどお金がかかります。

毎日、10数分のケアで、80歳以上になっても自分の歯を守れれば、お安いものだと思います。

歯ブラシと、定期健診、続けていきたいと思います。

 

ハブラシと、舌ブラシを購入。

舌ブラシの使い方、甘いものは歯を溶かすパンフレットもいただきました。

 

補足ですが、JICA二本松訓練所でも、歯の健康を守るため講習がありました。

その中で、口の中の細菌が一番繁殖するのは、唾液のでない時間=寝てる間

と。これはイメージできます。

歯磨きのタイミングで一番重要なのは、その前後。

つまり、夜寝る直前と、朝、起きた直後が歯磨きで重要だそうです。

なぜ朝磨くかというと、夜に繁殖した細菌をなるべく体に入れないようにするためだとか。

あと、口臭予防から、食後も磨きますが

ものを食べた直後は、実は歯磨きすると歯を傷つけやすいので、食後30分後くらいがよい、とのことでした。

 

この講習のあと、朝イチの歯磨きは習慣となりました。わたしの朝は歯磨きからはじまります。

気持ちいいですよ~