「ヒロシマ・ナガサキ原爆展」のイベントの日は、国際看護師の日でもありました。
リハ科内では看護師のためのお祭りが恒例のように開かれていたと思いますが、わたしは関与せず午後、同期の活動を手伝うため帰りました。
ちなみに、去年の様子はこちら。
次の日は、JICA事務所の安全総会だったため、職場にも出勤しておりません。
しかし、金曜日であったので、病院から看護の日のお祝いパーティーが盛大にホテルで開かれたようです。
今年は理学療法士もまとめてお祝いされたようでカウンターパートはパーティーに出席したようです。
木曜日に、上司に「出なさい」と言われた折には、
「参加費が高い(6万トゥグルグ)」
「看護師ではないのに」
等々、文句ブーブーでした。
実際、理学療法士は当院では看護師と同じ給料形態で勤務しており、看護師の中の部門の一つととらえられているのです。
しかしながら、月曜日に出勤してみると、
机の上に何やら輝かしいものが・・・・
出席したカウンターパートは、なんと表彰され、盾とお金を頂いたというではありませんか。
ニコニコ嬉しそうな彼女を見ると、「行ってよかったね」と思いました。
もらった金額を聞いてしまいましたが、「もらったお金は少ないよ。けど、お金が重要じゃないの」と。
若くも、理学療法室のトップとして勤務してまだ2年です。
経験年数3年の彼女。
理学療法士の養成大学の3期卒業生です。
誰よりも上司の頼みごとを一生懸命に解決します。
誰よりも責任感をもって仕事しています。
誰よりも患者さんや人の話をよく聞き、ちゃんと理解します。
理学療法士の未来を担う、若くも美しくしなやかに一生懸命に、
患者さんには親身に働く彼女を、本当に誇りに思います。
後日、もらったお金で、他の理学療法士が日本からもらったと思われる
ゴニオメーター(関節角度計)を譲ってもらっていました。
こういうお金の使い方、日本的だな~と思いました。素晴らしい。
前職場で、同期や先輩が、不意の収入を得た際には理学療法関連の教科書類を買うお金にしていたのを思い出します。
モンゴルに来てからこの方、軽いけれどもペラペラのプラスティックのゴニオメーターを使っていました。
重くてがっちりして揺らぎの少ない、
学生時代、就職してからも慣れ親しんだ金属のゴニオメーターを久しぶりに使わせてもらうと
「理学療法士としてもっとシャンとしなきゃ」、と改めて思わされました。