4月11日から13日の3日間、セミナーが開かれました。
ウランバートルから670㎞離れた、フブスグル県ムルンの県立第一病院とフブスグル県の保健局が主催。
そこで活動する同期の同職種隊員の発案で企画され、同配属先の看護師隊員との協力により実行に移されました。
理学療法士主催のリハビリ関連の会場はフブスグル県保健局の一室
看護主催の会場は第一病院の体育館で実施されました。
保健局
保健局の外壁とセミナーの各部屋、計三か所にJICAのボランティア、今回のセミナーをやってくれる人達の名前を入れたポスターが大大的に飾られていました。
【1日目】
☆リハビリセミナーの内容☆
講座①:リハビリテーションとは(日モ 30分)
講座②:理学療法とは(日モ 30分)
講座③:作業療法とは(日モ 30分)
講座④:言語療法とは(日モ 30分)
講座⑤:モンゴル国におけるリハビリテーションの現状と展望(モ 30分)
講座⑥:首都病院におけるリハビリテーションの現状(モ 30分)
講座⑦:地方病院におけるリハビリテーションの現状(モ 30分)
講座⑧:廃用症候群について(モ 45分)
(日モ)とかかれているものは、隊員が日本語で発表して、通訳をつけてもらいました。
開始から、予定が狂いました。
予定になかった、「看護、リハビリ含めた全体での開会のあいさつ」が、保健省の方に組み込まれ、
これにより1時間以上時間が押したのです。
でも、これがあったからよりセミナーが華々しくなってよかったと思います。
保健局の偉い先生方、看護学校の先生、わたしの配属先の第三中央病院の医師、
理学療法士の学校の先生、通訳をしてくださった方、JICAボランティア調整員の方と、通訳の方
みんなが挨拶をして、ぐぐっと華やぎました。
主催のフブスグル配属のお二人は、テレビ取材も受けていました。
フブスグル県中から注目されているのがわかります。
セミナーの方は、わたしは「理学療法士とは」のところを担当させてもらいました。
このスライドは、リハビリ治療の流れを説明しています。
病歴の確認→患者との面談→評価検査→計画→治療→結果→もう一度、評価検査
日本語で発表して、通訳していただきました。
お昼ご飯も、1番料理、2番料理とモンゴルで呼ばれるのですが、
1番料理のシュル(Шөл:スープ)とマントー(Мантуу)という蒸しパンをがっつり食べた後で
2番料理のゴリヤシ(Гуляш)という牛肉煮込みのプレート料理が出てきて、満腹だし、時間は押し押しだし、という感じで午後を迎えました。
午後、「首都病院におけるリハビリテーションの現状」は、わたしの上司であるリハ科長の医師が同行してくれたので彼女に担当してもらいました。
スライド回しはわたしがやったのですが、スピーディに終わるように威圧感を出しながら回したので
なんと15分ほどで発表が終了しました。
もともと「眠くなるから、ささっと終ろうね」と上司が言ってくれていたのです。
その後の、フブスグル県第一病院のリハ科長の発表もつられてかなりスピーディーに終了。
最終的に予定通りの時間にセミナーを終えました。
セミナー後に、リハビリ職種のみんなで2日目の話し合いをしました。
長くなったので、2日目はまた後日書きます。