モンゴルで理学療法士

青年海外協力隊として2014年10月~2016年10月、モンゴルに派遣。その記録です。

リハ科への廊下の改修

私たちの病院は、卍のような作りになっていて、たこ足型に棟が大きく4つに分かれています。

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私たちのリハ科病棟は入院ベッドを持っておりませんが、電気治療、牽引、パラフィン、太極拳とマッサージ、按摩いすのための部屋、作業療法室、理学療法室、医師の診察室2つ、休憩室、と9つほどの部屋をもっており、

外来病棟と、中心病棟を繋ぐ検査棟(写真の 5⃣ )の1階にあります。

 

中心病棟からは、ベーカリーのパンと美味しいコーヒーなどを提供するベーカリー兼カフェを一度、通り抜けて来るという、なんともトリッキーな構造になっております。

「外来棟に行くには?」

「リハ科はどこ?」と、このパン屋の前あたりでよく患者さんに止められます。

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ベーカリーを突っ切って、300m近く歩けば、リハ科を通り抜けて、外来病棟にたどり着くのです。

リハ科から、廊下を眺めるとこんな感じです。

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しかしながら、つい先週、このベーカリーの先の通路が閉鎖されてしまい、外来病棟から中心病棟に行くには、リハ科を通過せずに階段から2階に上がって移動することになりました。

 

そこはエレベーターがないので、

車いすの方だけ、リハ科を通り抜けて、透析室に抜けるドアから、中心棟へ抜けれることになりました。

しかし、このドアは普段施錠されているので鍵をいちいち開けてもらわなければなりません。

透析室の廊下は、準清潔区域といいましょうか。普段は外から人が入れません。

 

病院内でも、たぶんクレーム殺到だったのでしょう。

金曜日は今、リハ科に来ている理学療法専攻の学生さんが、透析室のドアの開閉の仕事を午前午後でやっていました。

ありがたかったです。

 

工事中の様子。

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月曜日の朝、まだ通路は封鎖されていて、ガッカリしたのですが、

朝の早い段階で通路が解禁されました!

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開けてびっくり。

ものすごく豪華に変わっていました。

そこはただの廊下ではありませんでした。

 

ギャラリーです。

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リハ科方向からベーカリーへ通じるドアも新調されました。

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壁紙の色も、クリーム色で柔らかく。

照明は数が増えて、間接照明も増やされ、青いライトが素敵な雰囲気を醸し出していました。

このポスターも、後ろからライトが設置されていて、暗くなっても光っているのでしょう。

 

残念ながら、私の任期中に病院で日が暮れることはないので

照明が威力を発揮するところを見ることはないと思いますが、

とにかくすてきです。

 

なぜここに?ギャラリーが?という疑問はまだぬぐえません。