モンゴルで理学療法士

青年海外協力隊として2014年10月~2016年10月、モンゴルに派遣。その記録です。

我が家と大家さん

私の家は、モンゴルのウランバートルにあります。

ウランバートルの中心であるチンギスハーンタルバイから、西に5キロ。

活動先のすぐ裏にあります。

活動先までは玄関から、理学療法室のドアまで10分くらい。

 

ロシア式の建物らしいのですが、マンションの入り口には、美容室と、ちっちゃな売店があります。

売店はほかの売店より50トゥグくらい(約3円)高い気がするけど、

飲み物、おかし、洗剤などの日用品、野菜なんかも扱っていて、ちょこちょこ人が来て買っていくのを見ます。

 

入り口から中に入るとまた外になっていて、中庭があります。

中庭では、天気のいい日はお子さんたちがたくさん遊んでいます。

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夜も、隣や上の部屋から、よくお子さんの泣き叫ぶ声や、みんなで一緒に歌ったり笑ったりする声が聞こえます。

そんなところにJICAのお金で一人暮らしさせていただいております。

 

間取りは1LDK。

スペックは、キッチンに換気扇、簡易だけど2口の電気コンロ、ファミリーサイズの冷蔵庫。

風呂トイレはユニットですが、広さ2畳半くらい、全自動ドラム式の洗濯機。

リビングにはテーブルとソファーベッド、液晶テレビ。

寝室にはダブルサイズくらいのベッドと、衣装ケース、机といすがあります。

 

わたし、一人暮らし3件目ですが、リビングのある家は初めてです。

神奈川県相模原市のJR横浜線沿いに住んでいた時は、ほぼ同じ家賃で6畳1ルームでした。

 

補足ですが、この家、モンゴル隊員の中でも恵まれていると思います。日本より豪華ですもの。

モンゴル隊員だから、首都隊員だからといって、こんな生活ができるというわけではないようなので、感謝しつつ、慎ましく暮らしております。

 

大家さんはすごく優しい女性です。

去年の11月2日に引っ越ししたのですが、翌日から一日病院での活動が始まり、

その後何回か、大家さんと活動後に家を片すことになりました。

今思えば大家さんも仕事の後に一生懸命に物を運んできてくれて、掃除までしてくれて本当に助けて頂いたのですが

わたしは疲労でいっぱいで、ストレスでしかたなく、、そんなわたしを大らかに受け止めてくれて感謝しています。

 

引っ越しの時、うちに足りないものはいろいろ買い揃えてくれました。

加湿器、炊飯器、日本のコンセントが使える延長コード、食器やフライパンなどもくださいました。

なぜか、テレビをSAMSUMGから日本製(TOSHIBA)に替えてくれました。どっちにしても豪華ですよ~

 

わたしが流暢にモンゴル語が話せないのもわかっていて、根気よく理解しようとしてくれます。

伝わらない電話でイライラ対応してしまったあとも、変わらずやさしく接してくださいました。

モンゴルのお母ちゃんです。

 

パール(паар)が割れたときにも、朝早いのに出勤前に早急に駆けつけてくれました。

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パールというのは暖房機のことです。写真の上の白いもので、家じゅうの壁のところにあります。

中をお湯が通っているので、家の中はぬくぬく、半そで短パンでいれます。

 

ツァガーンサルに、ご自宅に招いて下さって、同期3人でおじゃまさせてもらいました。

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大家さんに会えたことは、モンゴルに来てよかったことの一つです。

 

そんな中、本日、なぜか大家さんのお肉をうちの冷凍庫で1か月半ほどお預かりすることになりました。

まだまだ、モンゴル語が使いこなせないので、不思議がいっぱいです。