そろそろモンゴルの記事を期待して、いらして下さった方がガッカリされているような気がしてきたので、
モンゴルのことについて書きます。
随分経ってしまいましたが、モンゴルのお正月、ツァガーンサル(Цагаан сар)についてです。
旧正月である2月19日に新しい年を迎えました。
今年は日本と同じで未年、ホニ ジル(Хонь жил)です。
東南アジアや、中国、モンゴル、日本でも地域によって、旧正月をお祝いしているそうですね。
モンゴルに来て初めて知りました。
大晦日の午後から、土日を含め活動が4日間お休みだったので、
ウランバートルから、トゥブ県のゲルキャンプというところに行ってきました。
大晦日はモンゴル語でビトゥーン(битүүн)だそうです。
“битүү”の意味はいっぱいの、だそうです。
モンゴルの方たちにとって、大晦日は「おなか一杯食べる日」だそうです。
美味しいお料理をいっぱい食べました!
丸々蒸された羊肉、茹で牛肉・牛タン、ハム、ニースレルサラダ(角切りジャガイモ、ミニトマト、キュウリ、ニンジンなどをマヨネーズで和えたサラダ)、キムチ、キュウリの浅漬け、春雨サラダ、ニンジンサラダなどなど。
そしてお祝いに欠かせない、ボーズ(бууз)。
肉まんの小さいやつ、といった形をしています。
小龍包みたいです。
中は、羊肉と玉ねぎに香辛料。噛むとじゅわっと肉汁が出ます。
旧正月の前には、夜を徹して数日間、時に仲間を集めて、数千個ものボーズを作るそうです。
深夜まで家でボーズを作って、次の日仕事、なんてすごい生活を送っている方もいらっしゃるそうです。
これはお正月飾り。
一つ一つ重なっている茶色いのはヘウィーンボーボ。
甘いくてかたい揚げパン。おいしいですが、ツァガーンサルが終わってから食べます。
上に載っているのは松ぼっくりを模していて、子孫繁栄を意味しているそうです。
今年の初日の出。
日の出は8時前。7時半からせっせと丘を登って上から眺めました。
丘の上には、石が積み上げられたオボー(овоо)というものがありました。
オボーとは、祠のような役割のものみたいです。
牛乳をかけたり、お米をまいたりしながら、お祈りをしました。
今年も皆様、よい年になりますように。